今年のアドカレのテーマが「ボイメンわたしの1曲」だと知り。
ボイメンの楽曲は好きだけれど、どうしても音楽は「音がかっこいい!」とか「刺さる!」とか、そういう、耳から入ってくる情報最優先で聴きがちなので、語れる程ではないんだよなぁと思いつつ、参加するかどうしようか悩んでいた時に、ふと頭に浮かんだ楽曲が「Oh Yeah」でした。
2021年の9月にボイメンに出会い、そこから彼らの楽曲を聴くようになった私にとって、ほぼ全てのボイメンの楽曲は、サブスクやCD等で聴いたもの、だったのですが。
唯一「Oh Yeah」だけは、ボイメンに出会う前に、音源ではなく本人達の歌唱で聴いたことのある楽曲で。
ボイメンに出会う前と、出会ってすぐと、今現在とで、印象が大きく変わった楽曲、だったりするんです。
ボイメンに出会う前に「Oh Yeah」を聴いたのは、2020年の10月頃、何の気なしに見ていた某公共放送の音楽番組に、たまたまボイメンが出演していて、「あ!バロン(某方が演じていた仮面ライダーの役名)が出てる」と思って歌唱シーンを眺めていた時でした。
結構ガチ目の特撮ヲタクである私は、当時は、ボイメンの事を「バロンが所属しているアイドルグループ」程度にしか認識していなかったため、彼らの歌う「Oh Yeah」に対して抱いた印象は。
歌声バラバラ…てか、Yeahの音程合ってる人、少なくない?
サビのキーがメンバーの音域と若干合ってない気がするけど、これで正解??
という、大変失礼かつ、なんとも申し訳のないものでした。
その翌年、ひょんなきっかけからボイメンと出会い、彼らの楽曲を聴くようになって。
コロナ禍と結成10周年が被ってしまった彼らに起こった、メンバーの脱退やアリーナツアーの中止といった、諸々の悲しい出来事を知って。
もう一度「Oh Yeah」を聴いて、この楽曲に対して抱いた印象は。
酷な歌。
というものでした。
ライブに限らず、およそ「エンターテイメント」と呼ばれる全てのものが一度止まって。
再び動き出すまでに、恐ろしい程、長い時間がかかってしまった、コロナ禍というとんでもない事態の只中で。
例えば、ロックバンドやシンガーソングライターの様に、自分達で歌詞を書いて、楽曲を制作している人達が、自分自身を鼓舞したり、苦しんでいるであろう誰かを応援するために、「負けるな」とか「明るい未来を信じよう」とか、そういう歌を歌うのは、とても素晴らしいことだと思うし、素敵なことだとは思うのですが。
楽曲の制作にどこまで携わっているかは分かりませんが。
誰かが書いた歌詞と、誰かが作った楽曲を提供してもらって、歌を歌ったり、パフォーマンスをしたりしているであろう彼らに。
コロナ禍というとんでもない事態の只中で、苦しんだり、悲しんだり、もがいたりしている当事者であるだろう彼らに。
チームのカラーだからとはいえ、「嫌なことも辛いことも、悪いことだけじゃないさ」とか「絶対負けるな」とか「明るい未来を信じて立ち上がれ」とか、そんな歌詞を歌わせるのは、酷だなぁと。
歌うことがつらいと思ったり、心から歌えないと思うメンバーもいるんじゃないかなぁと、思ってしまったんです。
でも、その後。
本当に色々な事があって。
メンバーも更に減ってしまって。
コロナ禍の真っ只中よりも、もしかしたら辛いかもしれないような状況になっても。
残ったメンバーは、変わらず「Oh Yeah」を歌い続けていて。
相変わらず歌声はバラバラだし、Yeahの音が合っているメンバーは少ないけれど。
がむしゃらに歌を歌う彼らの姿に、ひょっとして、ここに残ったこの人達は、心からこの楽曲を歌える人たちなんじゃないかと。
「絶対負けない」「諦めない」そんな、熱い思いを共有している人達なんじゃないかと。
いわゆる「ボイメン魂」と呼ばれるものを共有している人達なんじゃないかと、思うようになって。
そんな時にふと、「Oh Yeah」を歌う彼らの姿と。
いっつも泥だらけで、なんなら傷だらけで、かっこいいのにどこかポンコツで、でも絶対にへこたれない、日本の戦隊ヒーローの姿が重なるような気がして。
「Oh Yeah」という楽曲に対して、まるで戦隊モノの主題歌みたいだなぁと、そんな印象を抱くようになりました。
最近は、あんまり歌っていないような気もするんですが、それでも、その印象は、更にメンバーが減った今でも、変わらないような気がしています。
そんなこんなで。
私にとって、「Oh Yeah」という楽曲は、ボイメンに出会う前と、出会ってすぐと、今現在とで、印象が大きく変わった楽曲、だったりします。
あんまり歌詞とか曲調とか、歌の本質的な部分には触れていませんが…そもそも、あまりそういう観点で曲を聴いていない人間なので、ご容赦頂ければ幸いです。
また、昨年に引き続き、このような素敵な企画を立ち上げてくださいました、主催者のよこ様。 年末の忙しい中、本当にありがとうございました。 今年も参加させて頂き、とても嬉しかったです。
相変わらず、不快に思われる方がいるような内容のように思いますが。
少しでも、楽しんで頂けていたら、幸いです。
ではまた。
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